【搭乗記】CX543 HND→HKG 3年ぶりのキャセイ

キャセイパシフィック航空

 ご無沙汰しております。またも更新が途絶えてしまいました。

ブログ書く時間がないほど時間がないわけでは決してなく、特に書くネタがなかったのです(笑)

去年の終わりごろはあまり遠出もせず、近場をうろうろしていました。というのも、タイトルの通り、1月のはじめに久しぶりにキャセイで海外に行くことにしたので、おとなしく過ごしていました。。

 今回の行先は、バンコクです。実は今年8月の盆休みにも行ってるのですが、今回はコロナ禍で会えていなかった現地の友人と久しぶりに会おうということになり、再びのバンコク行を決めました。海外の知人と会えるのはコロナ明けを実感する出来事ですね。

 前回の8月は行きはJAL、帰りはZIPエアで渡航、今回は実に3年ぶりのキャセイということで、楽しみにしていました。往路はCX543の香港行から再びCX便でバンコクに向かいます。

羽田発 CX543 プレミアムエコノミーからビジネスに

 キャセイの羽田便は12月に日本を午前中に出発する、CX543便が復活し、キャセイパシフィック単独ではコロナ禍前の運航体制に戻っています。1月の時点では羽田のキャセイラウンジのみ営業再開していました。

 私事ですが、去年から地方在住になり、午前便は羽田発でも前泊が必要になりました。今回は浜松町のホテルに泊まり、翌日朝、羽田に向かいました。

 今回は、久しぶりのキャセイということで奮発して行きはプレミアムエコノミー、帰りはビジネスのチケットで発券しました。

 アジア内であればエコノミーでもまったく問題ないのですが、エコノミーの運賃がかなり高騰しています。キャセイだけではなく、LCC含め全体的にお高めの傾向がいまも続いていますね。燃油代、円安に加え、おそらく需要の急増に供給が追い付いていないんでしょう。年始というタイミングもあってか、バンコク往復のチケット代はエコノミーではコロナ前の倍ほどになっていました。

 そこで試しにプレミアムエコノミーやビジネスで見てみると、エコノミーほどの値上げ幅ではなかったので、今回は奮発して行きはプレミアムエコノミー、帰りはビジネスのチケットで発券。獲得できるステータスポイント、アジアマイルを考慮しても、エコノミーはあまりにも割高でした。。。

 空港には混雑も予想し、2時間半ほど前に到着、出国ピークは過ぎたようで、チェックイン、出国審査ともにスムーズに終わりました。ただ、エコノミーのチェックインカウンターは、コロナ前の半分ほどで運用しており、かなり時間がかかりそうでした。今年も有難いことに、キャセイのゴールド会員資格の延長があり、ビジネスのカウンターでチェックイン出来ました。

 実は予約したプレミアムエコノミーが満席とのことで、香港まではビジネスクラスになりました。

その日朝起きた時点で、すでに座席がビジネスの最後方の席に変わっていました。そこからビジネスのほかの席に再指定することもできましたが、ここはおとなしく指定されたままの席のままで。窓側だしいいかなと思っていましたが、あとで少し後悔することに(笑)

 出国を終えると、キャセイのラウンジに。以前と同じ佇まいです。早めの到着だったので、利用する人も少なく、ゆったりできました。出発が近づくにつれ、利用者も増えてきましたが、混雑というほどではなく、落ち着いた雰囲気です。ゴールド会員だとワンワールドサファイアとなるので、JALのサクララウンジも使用できますが、今回も利用はこちらのみ。なお、キャセイのラウンジは6階の最上フロアにあり見晴らしも抜群。空港先のスカイツリー等も見渡せます。

 ラウンジのコロナ前との違いは、以前はカウンターで提供のあったフィンガーフードが無かったことです。そのうち以前の運用に戻ると思います。キャセイのラウンジといえばやはりヌードルバーですが、羽田のラウンジにもあり、香港でなくても担々麵等が楽しめます。ただ、担々麵は香港でのお楽しみということで、今回は羽田限定のフレンチトーストとおかゆに。(組合せはちょっとアレですが(笑)

フレンチトーストが前回訪問時よりも若干小さくなっている気もするのですが、味は一緒なので問題ありません(笑)

 羽田ラウンジ限定モクテルも健在(23年1月時点)、かなり甘めなので、お酒が飲める方は素直にアルコールをお勧めします。。。

 こちらが本日の搭乗機B777-300ER(B-KQT)、今も頻繁に羽田便に投入されているようです。ちなみにコロナ前はERではないB777-300が午前発便には使われていました。まだこの機体の多くはオーストラリアのアリススプリングスに駐機しているので、今後香港に戻り次第、羽田便にも投入再開されるでしょうね。ちなみに24年の早い段階でキャセイは、駐機している残りの機体をすべて運用に戻す予定だそうです。

 ゲート前で待っている人を見ると、ほとんどが外国の方、日本人の利用者はかなり少なめでした。そこもコロナ前との違いの一つですかね。

 有難いことに窓際の席にアサインとなりましたが、最後方の左側は真横に窓がない仕様なのですね。。。一応モニターを収納し、前かがみになれば、外は見えます。もともとプレミアムエコノミーのはずだったので、不満はありません。

機内食の提供方法は大きく変化

 コロナ前とビジネスクラスのサービスは大きく変わっていました。以前はCAさんが各席をワゴンで回って、メインやデザートを見て選べましたが、離陸前にメインから食後のアイスの種類&ドリンクに至るまで、すべて個別にオーダーを取る方式に。実物を見ながら、CAさんとのやり取りするのが個人的には気に入っていたので、ちょっと残念ではありますが、このご時勢、致し方ないですね。

今回は日本発便ということで、初めて魚をメインにチョイス、これがかなり当たりでした。提供の体制は変わりましたが、食事の質はコロナ前と同様で一安心でした。

 デザートのアイスはお馴染みのハーゲンダッツ、日本工場生産のものでした。チーズもいい感じで盛り付けてもらえました。

 以前のビジネス利用時と同じく、自社のステータス上位会員からのサービス提供は健在、そのおかげもあってか後方にもかかわらず、希望通りのメニューをチョイスできました。

 ブランケットには去年から提携を始めたイギリスのブランド、バンフォードが印字されています。当然ではありますが、エコノミーのものよりも厚めで大きく触り心地もいい感じです。このブランケットとフラットシートのおかげで、当日朝早かったこともあってか、食事後はベルトサインがつくまで眠っていました。

 香港には定刻より少し先に早く到着、新たに建設された第3滑走路に着陸しました。

 ただ、この滑走路は空港から一番離れたところに出来たので、到着ゲートまでの移動が以前よりかかりました。実際、ゲート到着まで着陸から15分以上かかりましたかね。タイトな乗り継ぎの場合、ここが時間的ロスにもなりそうです。

 3年ぶりのキャセイ、2017年よりほぼキャセイの国際線しか乗っていなかった自分にとって海外渡航を実感するひとときでした。ネットではサービスレベルの低下などマイナスな話も多く目にしましたが、久しぶりの搭乗の嬉しさが勝ったのか、そういった印象は受けませんでした。

 ちなみに、機内販売は機上では実施しておらず、ネット接続のうえ、アジアマイルのサイトから自宅宛てに注文する形です。しかし、日本行は香港宛に比べ送料分、かなり割高な設定、しかも日本国内でアクセスするサイトと価格、商品ともに同じでした。現状、日本在住の場合機内販売で商品を購入するメリットはありません。

 コロナ前は機内販売専門と思われるCAさんが機内を駆け巡っていた光景をよく目にしました。欧米の航空会社などで、機内販売を中止する動きもあるようですが、キャセイの機内販売は種類も多く、魅力的な商品も多かった印象なので、何れ従来の運用に戻ってほしいですね。

 次回は香港のキャセイラウンジと香港発バンコク行CX701になる予定です。

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